【西論プラス】最低賃金引き上げで雇用リスク、経営側に不満 経済部長・藤原章裕

大阪府の最低賃金(最賃)をめぐって労使と有識者ら第三者でつくる「大阪地方最低賃金審議会」は4日、令和3年度の大阪府の最低賃金を現行の時給964円から28円引き上げ、10月以降、時給992円とするよう大阪労働局長に答申した。中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)が7月中旬、全都道府県で28円増とする目安を答申しており、それに沿った形だ。
だが、中央や大阪府など地方の審議会では、新型コロナウイルス禍で増額なしを主張する経営者側と、大幅な引き上げを求める労働者側の対立が激化。それにもかかわらず、全国平均で過去最大の28円が答申されたことで「衆院選を見据えた政府の実績づくり」と揶揄(やゆ)する声も上がる。負担増に耐え切れない中小・零細企業の倒産・廃業が急増すれば、雇用が守られなくなるリスクもはらんでいる。
「最賃引き上げが必要ないとは言っていない。しかし、時期は(コロナ禍の)今ではなく、(引き上げ)水準も問題だ」
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