「沖縄は元々の賃金が低すぎる」豊かな生活 湧かない実感 コロナが暗い影落とす[28円増額の波紋](上) | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス
長引く新型コロナ禍で経済界と労働現場が大きな打撃を受ける中、最低賃金が過去最大と並ぶ28円増の時給820円に決まった。経営や働く人にはどのような影響が出るのかを追う。(政経部・松田駿太)
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「最低賃金(最賃)が28円上がったとしても沖縄は元々の賃金が低すぎる」。県内の食事宅配サービス会社に勤める40代のアサコさん(仮名、浦添市)はため息をついた。勤務して5年。この間、県内最賃は計106円上昇したが、アサコさんの時給は30円上がっただけ。現在の時給は845円で、10月改定の最賃とほぼ同水準だ。
最低賃金法は最賃改定の前提として、労働者が「健康で文化的な最低限度の生活」を営めるよう考慮するとしている。だがアサコさんには、820円の最賃基準で生活の安定が得られるとは言い難い。
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アサコさんは、夫と小中学生の子ども2人の4人家族。1日約6時間の週4勤務で働いて得られる収入は7~8万円程度で、年収は約100万円ほど。...
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