「こども食堂」政策化より新総裁に求めたいもの 社会活動家・湯浅誠が語る〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
* * * 1990年代から貧困の問題に関わってきた私から見て、安倍・菅政権の9年間は決して悪くなかったと思います。相対的貧困率は安倍政権下の2015年から下がってきていますし、最低賃金は上がり、大学無償化法も低所得世帯など一部対象ですが成立しました。 菅義偉さんも、安倍晋三さんから引き継いだ「1億総活躍社会」を裏支えするためにも必須な「孤独・孤立対策」に取り組みました。当初は「まずは自助」発言で批判もされましたが、コロナ禍での自殺も増えるなど同対策の重要性がさらに増す中、発言を結果的に修正しました。いずれの対策も2人が本当にやりたかったのかはともかく、貧困問題への社会意識の高まりを受けて、結果は出したわけです。 ただ、総理総裁は国民から話しぶりも含めて見られる存在。とくに菅さんは会見などでプロンプターを「読んでいる感」が出て、貧困対策を「心からやりたい」という思いが国民に伝わりにくかった。「語り力」の力強さは、総理総裁になる人にとって重要な要素だと思います。 総裁選に立候補している4人のうち、貧困問題で言えば、私の主張に近い内容を話しているのは、格差是正を掲げる岸田文雄さんや、虐待・貧困に対応する「こどもまんなか社会」に言及する野田聖子さんでしょうか。 ただ、実際に総理総裁になって実現できるかはガバナンスの問題が大きく影響します。民主党政権で、鳩山由紀夫さんは子どもの貧困問題に熱心でしたが「子どもの貧困対策法」を通せず、通したのは鳩山さんほど関心がなかったかもしれない安倍さんの政権です。個人として持つ主張と、総理総裁としてできることは一緒ではないでしょう。 私のような実践者としては、誰が総理総裁になっても聞く耳を持ってくれるよう働きかけていきますし、一生懸命説明して訴えます。新総裁には貧困対策や孤独・孤立対策をきちんと進め、かつ深めていただく。そこに総裁ご本人の気持ちも乗れば、さらにウェルカムです。
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ありがとうございます。
サービス改善に活用させていただきます。
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