【萬物相】韓国兵の月給100万ウォン
1988年秋、一兵卒として入隊し、初任給として5500ウォン(現在のレートで約520円、以下同じ)もらった。当時、「88」というタバコが1箱600ウォン(約60円)だった。無料で支給される「閑山島」や「銀河水(天の川)」というタバコは苦くて人気がなかった。PX(基地内の売店)で菓子パンでも買おうと思ったら、家から小遣いを送ってもらわなければならなかった。兵長の月給1万ウォン(約950円)も一度外食したら終わりだった。職業欄に軍人だと書いた時は苦笑した。あれから30年たち、息子が入隊した。昔のことが思い出されて小遣いを送ってやろうとしたが、「十分もらっているから必要ない」と言われた。「兵長の月給は50万ウォン(約4万7000円)を超える」そうで、アルバイトよりもいいそうだ。
2000年まで二等兵の月給は1万ウォン(約950円)に届かなかった。兵長の月給が10万ウォン(約9500円)を超えたのが2011年で、20万ウォン(約1万9000円)に達したのは2016年だ。ところが、現政権になって「兵士の給与を最低賃金の半分程度まで引き上げる」ということになり、跳ね上がり始めた。2017年に一気に100%引き上げ、40万ウォン(約3万8000円)を突破した。今年は昨年より12.5%引き上げ、60万ウォン(約5万7000円)に決まった。
最近、部隊内では「軍テク」という言葉が流行している。射撃や各種戦闘でしっかりと兵士としての役割を果たすためのテクニックのことではない。財布が分厚くなった兵士たちのための財テクのことだ。銀行は兵役期間に合わせた貯蓄商品を出している。動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」には少額活用株式投資の秘訣(ひけつ)がアップロードされている。消費性向も変わり、PXでは男性用化粧品の販売が増えた。訓練で荒れた肌を整えるクリームやマスクパック、カタツムリエキスのクリームが人気だという。
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