「実証研究に革命」経済学賞に米学者3人|日テレNEWS24
今年のノーベル経済学賞が11日に発表され、アメリカの経済学者3人の受賞が決まりました。日本の受賞はなりませんでした。
今年の経済学賞の受賞が決まったのは、カリフォルニア大学バークレー校のデイビッド・カード氏、マサチューセッツ工科大学のヨシュア・アングリスト氏、スタンフォード大学のグイド・インベンス氏の経済学者3人です。
労働経済学の分野では、教育と収入の関係や、最低賃金を引き上げた場合に雇用の数にどう影響するかなどの疑問がありましたが、因果関係の正確な分析が課題となっていました。
こうした中、3人は社会で起きている現象を詳しく分析し、可能な限り正確な比較対象を抽出して考察する「自然実験」手法を経済学の分野で確立することに貢献しました。
その結果、「最低賃金を引き上げれば、企業の負担が増え、雇用が減る」というそれまで常識が必ずしも正しくないことや、教育が将来の収入に重要となることなどを実証したということです。
選考にあたったスウェーデンの王立科学アカデミーは、3人の業績について、自然実験が知の宝庫であることを示したとしたうえで、「労働市場に関する新たな知見を提供し、実証研究に革命をもたらした」と評価しています。
これで今年のノーベル賞はすべての賞の受賞者が決まりました。
今年、物理学賞にはプリンストン大学の真鍋淑郎さんが選ばれています。
授賞式は12月にスウェーデンで開かれますが、新型コロナウイルスの影響で、受賞者は去年と同様、それぞれの国でメダルや賞状を受けとることになります。
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