最低賃金の引き上げに関する実態調査 66.2%が賃金の引き上げに「反対」
採用コンサルティング事業を手掛けるプレシャスパートナーズ(東京都新宿区)は、アルバイト・パート採用を行う企業を対象に「最低賃金の引き上げに関する実態調査」を実施した。その結果、最低賃金の引き上げについて賛成か反対かを尋ねたところ「反対」が66.2%、「賛成」が33.8%だった。
まず10月1日の最低賃金の引き上げは経営に影響があるかどうかを尋ねると、「影響がある」が35.8%、「とても影響がある」は28.9%だった。
次に経営に影響があると回答した約6割の企業を対象に、どのような対策をするか尋ねた。その結果「サービス価格の見直し、値上げをする」(52.3%)が最多となり、次いで「非正規の残業・シフトを削減する」(38.5%)、「採用を抑制する」(35.4%)となった。
全国労働組合総連合(全労連)が生活に必要な経費を調査すると、最低賃金は1500円以上必要だということが分かった。そこで最低賃金が時給1500円となった際の影響を尋ねると、「とても影響がある」(71.6%)、「影響がある」(18.4%)が全体の約9割を占めた。
影響があると回答した約9割の企業を対象に、どのような対策を実施するかを尋ねたところ、「サービス価格の見直し、値上げをする」(57.5%)が最も多かった。10月1日の最低賃金の引き上げについての回答と上位3つは変わらないものの、「非正規を削減する」は10.1ポイント増の19.3%だった。また「人材に変わるテクノロジーに投資する」(22.1%)、「事業規模の縮小を検討する」(9.4%)、「廃業を検討する」(8.3%)のポイントも増加している。
●年末の人員確保は?
最後に年末の人員確保に向け、アルバイト・パート採用をするかどうか尋ねたところ、「行う」が57.7%で、「すでに採用活動を終えた」が7.5%だった。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少している中小企業は、経営が厳しくなることが予想される。経営と雇用を守るために、価格の値上げや生産性を向上させることが企業に求められそうだ。
調査は7月27日~9月8日にインターネットで実施した。アルバイト・パート採用を行っている同社取引先および任意回答企業201社が対象。

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